高校生の英語力が爆上がりする多読の具体的な方法
みなさん多読はご存知ですか。これは英語の勉強法の一種であり一部の英語学習者によって強く支持されてきました。そんな多読ですが、英語学習初級者・中級者がどうやって始めればいいのか、どうすれば継続して学習できるのかという点にフォーカスして具体的な勉強法をお伝えいたします。
多読の目的と原則
まず多読の原則についてお伝えします。
そもそも多読をする目的というのは大きく三つあると思っていて
- 楽しい英語学習ができる様にする。
- 英語で英語を理解できる様にする
- 自然に単語力と文法力を身につける
どの項目もとても心地よく聞こえますよね。楽しみながら英語力を上げることができれば万々歳ですし、英語で英語を理解できたり単語力と文法力が身につけたいとみなさんも思っているのではないでしょうか。
そしてその目的を達成するための多読の原則というのは
- 簡単で理解できるものから始める
- 和訳はしない
- 知らない英単語も基本調べない
というものになっています。
この三つについては従来の英語学習とは全く異なるものなので「え?」となっている方もいるかとは思いますが、これが多読の原則なのです。
個人的には従来の英語学習の、難解な文章を辞書を引きながら和訳して学ぶ方法は、学習の楽しさや効率性のどちらの観点からも劣っているのではないかと思います。
この三原則のうち2. 和訳をしない、3. 知らない英単語も基本調べないという原則を守るためにも。1の簡単で理解できるものを教材にすることが最重要であるとも言えます。
それではどのような教材を選べばいいのかおすすめを紹介いたします。
Kindle Unlimited
今から多読を始めるならば圧倒的にお勧めするサービスですね。
月額1,000円で大量の洋書にアクセスできるというのはこのKindle Unlimited以外にないのではないでしょうか。読み放題なので、とりあえず絵本や児童書などで興味があるものを片っぱしから読んでいきましょう。
Enjoy Simple English
NHKのラジオでやっている番組ですが、こちらのテキストはとても平易な英語で読みやすくていいですね。初めの一冊にぴったりだと思います。このレベルの英文でもどうしても和訳をしてしまう場合はKindle Unlimited で英語の絵本から読むのを始めてみましょう。
日々の多読時間の目安
これは人それぞれだと思うのですが、基本的には1日1時間以上多読をすることをお勧めします。特に最初の3ヶ月は成長の伸び率を決める上でも大事な時期なので毎日1時間続けましょう。
例えば通勤通学時間があるのであればその時間にスマホやタブレットでKindleで洋書を読む様にしましょう。スマホに防水機能があるのであればお風呂で洋書を読むのもいいですね。
いつ、どこでやるのかを決めて毎日続ければいいんですね。文法学習をし続けるなどの無機質な学習ではないので、きっと楽しんで継続できるかと思います。
継続するための工夫
とにかく多読を継続するためには三原則を守り、簡単な英文でできたものを読む様にすることが重要です。そうして読んだ冊数が100冊積み上がったらほんの少し難しめの洋書にステップアップしてみるといったように段階を踏んでいきましょう。