中高生の英語学習を助けるブログ

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高校生の英語の勉強法は他の科目の勉強法とは全然違う?注意点を説明

英語の勉強法が全然わからなくて困っていませんか?これだけ勉強したのに全然成績が上がらなくて嫌になってしまいそう、これから本腰入れて英語の勉強をしたいけど、どこから手をつければいいのかわからない。そんな悩みを抱えたことはありませんか。

 

私自身、英語学習には四苦八苦しながらも、大学受験では英語を圧倒的な武器にして乗り越えました(センター試験9割越え、東大合格)。また大学でも留学がコロナで中止になってしまったものの、TOEFL101点に到達し、社会人になってから英語業務を任せてもらえるようになりました。

 

今に至るまでの学習で、英語学習は他教科の勉強とは性質が違うものだと気づき軌道修正したからこそ着実に英語力をつけることができたと思っています。この他の教科性質の勉強法との違いについて説明いたします。

 

  1. 英語教科と他教科の比重の違い
  2. 英語は苦しく勉強しなくてはいけないという勘違い
  3. 英語学習は暗記が一番大事という勘違い

 

まず、英語教科と他教科の性質の違いです。

そしてこれは英語という教科の内容を掴むのに重要なことになります。

まず、英語というのは他教科と違って圧倒的に汎用性が高いです。例えばあなたが将来化学の研究の道に進むのであれば化学の学習は必須ですし、情報系の学部に進んで最先端のエンジニアになるのであれば数学の学習は必須になります。

 

しかし、それぞれの教科のカバーできる職業の範囲は限られていますが。英語についてはどんな職業でも世界で仕事をやっていくというパスポートであり誰にとっても役に立つ科目なのです。

 

英語ができれば年収が約100万円ほど違うというデータ等も見たことがありますが、転職市場の体感でも英語ができるかできないかの違いで大きく評価が変わります。

 

これほどまでに学習していく上で損にならない科目はないと思うのですが(例えば大人になって英語を学び直す人はが数多くいます)、なぜ中高生で英語ができる(海外大学や国立の名門大学に合格できるほどの英語力がある)生徒は少ないのでしょうか。

 

これは単純に英語を勉強すべき一科目として捉えていて、スキル習得として捉えていないからです。英語力というのは社会で出て評価されるための確固たるスキルであり、主要5教科として平等に括られるて勉強するにはもったいないんですよね。

 

何が言いたいかというと、あなたが他の勉強より少し多くの時間を英語に費やしたのに英語ができないというのはもったいないということです。英語が得意になりたいのであれば正直勉強時間の6~7割は英語に費やして、残りの3割ほどで数学などの科目に取り組むぐらいでちょうどいいです。

(もしあなたが将来IT系に進みたい場合は数学も非常に重要となるので、数学英語5分5分でいいと思います。)

 

2英語学習は苦しく勉強しないといけない勘違い

1で英語の学習の比重を他教科よりもっと増やすべきと書きました。しかし、恐れることはありません。英語学習というのは本来めちゃくちゃ楽しい学習なのです。

 

いわゆる今の生徒の親世代というのはまだテクノロジーや効果的な学習方法について広く普及していなかったので、「苦しんで英単語を覚えて、辞書を引きながら難しい英文を和訳する」というのが、英語学習だと思っています。

 

しかしながら、英語というのは勉強というよりスポーツに近く、習うより慣れろが圧倒的に重要なんですよね。

簡単な英文を和訳せずに辞書を使わずに、次から次へと読んでいく多読という勉強法を中心に据えたのち、英語で英語を理解できる様になればもう英語学習はとても楽しいものになります。

 

あなたの好きなジャンルの本を読んだりYoutubeを見たり、Netflixで動画を視聴したりと、もはや遊んでいる感覚で英語学習を日々の生活に溶け込ませることができます。

 

さらには単語学習や文法学習といった机の上でやる勉強についても、その趣味の洋書や動画、映画のの理解できるレベルを上げるための学習である。しかもそれが、将来自分のスキルになって圧倒的なリターンをもたらしてくれる。そんないいことづくしの学習になるのでモチベーションも大きく上がります。

 

3の英語学習は暗記が一番大事という勘違い

こちらは英語を社会や漢字の学習といった暗記要素の強い文系科目として認識している生徒に多い過ちですね。英単語をとにかく覚えれば成績が上がる、文法の問題集の例文を全部暗記すれば英語ができる様になる、これらは全て誤解だと思っています。

 

もちろん単語や語法は英語学習において重要なファクターの一つです。しかし最も重要なのは英語の構造を理解して、英語で英語を理解できる様にするということです。

 

いつまでも単語を和訳ベースのみで暗記していて、音読も意味があまり理解できていないのに繰り返して暗記できればいいと思っている。このような暗記ベースの学習では英語が得意になるには遠回りです。

 

個人的にお勧めなのは多読(と薄い中学生レベルの英文法の教科書の復習)ですが、「暗記」ではなく「理解」するということに重きをおいて欲しいです。また先ほど説明したように英語は「習うより慣れろ」なので、多くの英文を読んだり聞いたりして学んでほしいです。もちろん話したり書いたりする練習を自分から始めるのも効果的です。