中高生の英語学習を助けるブログ

新卒専門職として学んだことやアイデアを提供します

高校で学習する英語を無駄にする人を一人でも減らしたい

あなたは高校生で英語の学習法をいろいろ探しているところでしょうか。

高校の中間試験や期末試験のためになんとかいい点を取るため、大学入試で英語で高得点を取りたいから、などの目的で英語の勉強をしているかと思います。

 

正直なところ、高校で英語を学習している目的が「入試で点数を取ること」だけではめちゃくちゃもったいないなと思ってます。入試で点数を取るだけの目標では、入試に合格するのに必要最低限の単語力(いわゆる市販の単語帳レベル)、文法力、リスニング力レベルが限界となってしまいます。さらには日本の大学の入試というのは英語力の養成に害でしかない和訳の練習だったり、重箱の隅を突くような単語や文法の穴埋めだったりという英語学習の本筋から外れたところも出題されます。

 

このような入試制度を受けて、各受験予備校は日本の大学入試英語に特化したカリキュラムを組んで、受験生はその勉強ばかりをしているという状態です。私は今年の3月に東京大学を卒業して4月から社会人として働いているのですが、英語が「受験レベル」を超えてできるというのは、いわゆる受験英語の勉強をしていなかった人に比べていかに有利になるのかということを仕事を通してまざまざと実感しております。

 

ただ英語が少し他の人よりできるというだけで重宝され、経験が多少足りなくとも海外とのプロジェクトに参画することもでき先輩からも頼ってもらえるようになりました。一年目というペーペーな新人であっても、英語を通してチームに貢献することができ自分の立ち位置を築くことができます。

 

社会人になって初めて、英語ができて本当によかったなという感想を抱いたのですが、そもそも英語ができるようになったのは高校生の頃から「受験英語」というしょうもない枠組みから外れて、英語の学習に向き合ってきたからであるということにも気づきました。

 

前置きが長くなりましたが、僕が英語学習でもっとも重要だと思っていることは、英語学習の7割を趣味、3割を勉強にするということです。まじでこれにつきます。英語学習なんて本来いやいやする勉強では全然ないんです。あなたが興味があることを英語で取り入れてみるだけでいいのです。

 

例えば小学生の頃に本を読むことが好きだったのであれば、英語で児童書を読みましょう。今はKindle Unlimitedなど電子書籍を使えばいくらでも児童書を読むことができます。音楽を聴いたり歌ったりすることが好きならば、洋楽の歌詞を口ずさんでみましょう。YouTubeが好きならば海外のYoutuberを字幕をつけてダラダラ視聴すればいい。ドラマや映画が好きならばネットフリックスで英語字幕にすればいい。英語の学習なんて基本的にこのような趣味を毎日するだけでリーディングとリスニングについては大学受験レベルなど簡単に超越します。

 

え、難しすぎるって?

そうですね、確かに洋書を読んだり英語字幕の映画を見たりというのはその内容によってかなり難易度の高いものとなります。そこで僕がお勧めするのは、もっと英語で趣味を楽しめるようにするために英語の勉強をするということです。

 

あなたが英単語の勉強をするのは、初見で出てきたセリフをすらすら理解するため。あなたが英文法の勉強をするのは英語を英語で理解できるようにするためや整理された英語で自分で英語を使って世界に情報を発信するため。あなたが段々趣味で楽しめる英語の範囲が大きくなればなるほど、ただ「英語で遊んでいるだけ」で英語力を向上させていくことができるのです。

 

そんな上手く行かないんじゃないか?という声が聞こえてきそうですが、僕は逆に質問したいです。なぜ大学受験や期末テストのためだけの英語の勉強で英語が身に付くと思うのでしょうか。というより試験勉強っていまいちあんまり意味わからなくないですか。私自身、高校生で古文や漢文、倫理政経、化学など大学受験のためだけと割り切って勉強した科目は多くありますが、勉強をしてからおよそ5年間これらの学習が意味あるものだったとは一ミリも思えないです(これは科目についての批判ではなく、試験のための勉強として割り切ることへの批判です)。せっかくやるなら意味のある目的づけ、楽しいと思える手段での学習をしていこうよ、そしてその学習をする素地づくりとして単語や文法の勉強をしていくのがいいのではないかというのが私の考えです。

 

私は今現状の日本の塾産業を中心に蔓延っているクソみたいな受験英語のための学習システムで苦しんでいる生徒の助けをしたいです。僕が試験英語の勉強から今のスタイルにシフトする過程でえた気づきやナレッジを多分に組み込んだ英語学習プランの提供をしていきたいと考えています。

 

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